“息子の仕事先がないから、一緒に出来る仕事をと思って。”
ということでしたので、

何だか、ダメそうな息子だな、、
父親も甘いんじゃないか？
と正直思いました。
(すんません。)

ですが、
”〇〇が必要です。”と話をすると、当日か翌日には対応してくれるし
(つまり、しっかりと対応してくれているということです。)、
何だか妙に楽しげで明るいので、
ちょっと不思議な感じがしてました。

前職は何をなさっていたんですか？
と伺うと、

“DJをしてました！”
と、私とは全く縁のない仕事でした。

人生をとりあえず楽しむタイプなのかな？　
などと思いつつ、

何度めかの打ち合わせ時、

息子さんは一緒に仕事をする事に関してどう思っているんですか？
的なことを伺ったところ、

”息子はプロのサッカー選手を目指してました。
本土の強豪の中学に入ることが出来たので、僕と家内とで、一年交代位で同居しサポートしてきました。
強豪の高校に入ることも出来ました。
辛くてやめる人も多い中、本当に一所懸命にサッカーをして、プロのスカウトが来るのを待っていたんですよ。
けれども、結局どこからもスカウトされなかった。
だから僕は息子に言いました。
僕がスカウトするよ、と。
誰がスカウトしなくても、僕がスカウトする。僕のところに来なさい。一緒に仕事しよう、と。
たから、息子と一緒に出来る仕事は何かと考えて、この仕事を始めることにしました。”

未知の事業なので、結果は分かりませんし、世間的な評価も分かりません。

でも、凄く無いですか？

人はたまに1ヶ月位は頑張れたりしますし、2、3ヶ月頑張れると結構大したもんじゃないかと思います。
しかし、数年頑張れるとなると次元が違いますよね？
かなり本物だと思います。

息子さんの夢の為に一所懸命にサポートしてきたご夫婦。
息子の姿勢をしっかりと見てきた父親。そしてその上での信頼。

自分のために事業を始める父親の姿を見て、息子さんはどう思っていらっしゃるでしょうね。

挫折はあったにせよ、本当に幸せを感じているんじゃ無いですかね。

父親の方は、電気工事士２種免許を取って、エアコンの取付の仕事を始めています。

息子さんも電気工事士２種免許の勉強を始めているとの事でした。

父親の人柄なのか、大手の電気店からの依頼も入っているということで、
産業廃棄物収集運搬業の許可が下りれば、中古エアコンや蛍光灯などの電化製品の運搬が出来るようになり、
ワンストップで業務を受注出来るようになります。

収集運搬業の許可が下りるまで、3、4ヶ月掛かりますが、少しでも早く許可が下りると良いですけどね。